NYでステーキ食べたい! | ピータールーガー編

こんにちは!お肉が大好きのプレ夫です!僕は毎日でもお肉が食べたい食べたい食べたい!!!
自分のことは置いておいて、、、皆さん!食の楽園、ニューヨークに来て食べたいものはなーんですか?はい!やっぱり、ステーキですよね!!!
日本と違って、ニューヨークで出てくるステーキのお肉は柔らかいお肉ではなく、ちょっと固めの熟成のお肉が定番です。でもこれにハマルと肉食の世界が広がるのであります。。。
さて、今回はニューヨークで定番中のド定番のピータールーガーをご紹介させていただきます!もう先に言っておきます。次回のプレ夫の肉食記事でご紹介するのはウルフギャングです。でも先にピータールーガーをご紹介させてください。
ニューヨークに観光でやってきたら自由の女神へ行くもよし、エンパイアステービルへ登るもよし、でもニューヨークでしか味わえないとっても美味しい料理の数々、その中でもNYスタイルのステーキを存分に味わって、人生の糧にしてください!

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1、 とりあえずピータールーガーへの行き方教えて

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ピータールーガーって初めてニューヨークに来た方にとっては本当に行きにくい場所にあるんです。ブルックリンっていうと、日本在住の方からするととってもオシャレな雰囲気に聞こえるみたいですが、ブルックリンって凄い広くって、大体治安よく無いところばっかりなんです。しかもこのピータールーガー周辺は昔だったら考えらえないほどに治安よくなかったところです。でもここ最近のウィリアムズバーグの高すぎる注目のおかげでこのあたりの治安もすごくよくなったと思います。レストランやオシャレなスポットも沢山できて楽しい場所も増えてきております。ベッドフォードにはとってもオシャレなお店がいっぱいあるので、沢山お店で買い物をした後にピータールーガーに流れ込むという流れが一番効率が良いと思います。

公式サイトpeterluger.com
住所:178 Broadway, Brooklyn, N.Y. 11211
他にもロングアイランドシティにもお店がありますが、そっちは全然観光気分で行く場所ではないので、ブルックリンの住所だけご案内します。
営業時間
月曜から木曜:11:45 am – 9:45 pm (last seating)
金曜から土曜:11:45 am – 10:45 pm (last seating, Brooklyn)
日曜日   :12:45 pm – 9:45 pm (last seating)
最寄り駅:地下鉄 J, M, Z線の Marcy Avenue駅
予約について:予約は必須のお店です!それに関しては次のおっと行く前に注意!予約必須!そしてクレジットカードは使えません!!を必ずチェックしてくださいね!




2、 おっと行く前に注意!予約必須!そしてクレジットカードは使えません!!

予約しないと入れないの?、、予約するのが難しい人は?

基本的にピータールーガーは予約必須のお店です。おそらく地球の歩き方や他のニューヨークの観光案内紙もそう書かれていると思います。ランチの時間、ましてやディナーの時間は本当に激混みです。混み合う時間に行く場合は必ず事前に電話で予約を取ってください。
ただ、予約の電話っていうのが英語が苦手な人には結構高いハードルですよね。そんな方の場合は、平日の午後3時から5時の間のランチなんだかディナーなんだかわからない中途半端な時間。ここが最も狙い目です。この時間を狙ってくるとそこまで待たずに大体はいれちゃうことが多いです。とはいいつつもやっぱり人気店。並ぶことも予想されるので時間は余裕を持って考えておきましょう!

電話つながんない。。。それがピータールーガー

じゃー予約しようと思って、電話で(インターネット上での予約方法はありません)予約しようと思って、電話をかけますが、一向につながりません。でも安心してください。それがピータールーガーなんです。しつこく諦めずに電話しまくりましょう。肉への深い愛情を心に秘めて、一心に電話するのみです。するとピータールーガーの無機質な音声メッセージへと到達するはずです。音声メッセージを乗り越え、これまた愛想の無いフロントにつながったら、日程と時間、自分の名前、電話番号を聞かれるのでゆっくり伝えましょう。
予約ができたら、、、、もうその日を待つばかりです。ただし、当日や翌日、また週末の夜などはなかなか予約がいっぱいのことが多いです。予約する場合はできる限り前に予約しておきましょう。

行く前に知っておこう!クレジットカードは使えません

日本からニューヨークへ旅行でいらっしゃった方は大体日本で発行されているクレジットカードをお持ちですよね。(NYで拒否されがちのJCBも含めて。。)ドルの紙幣やコインに慣れない時はクレジットカードをぽいっと渡せば支払いできるので本当便利ですよね。
ただ、残念ながらピータールーガーではクレジットカードは使えません!!!なので、日本からの旅行客の方々は現金をあらかじめご用意していただくことをお勧めいたします。(ちなみにアメリカ発行のデビッドカードは使えますよ)
心配かもですがピータールーガーは現金で支払うものだとお友達と予めお話ししておきましょうね。

3、ピータールーガーがNYでステーキの定番になった理由

ピータールーガーへの予約が取れたら、次は当日の喜びをさらに増幅させるために、ピータールーガーの歴史をプレ夫と一緒に振り返ってみようではありませんか。ピータールーガーの前身のお店ができたのはなんと1887年。日本はその頃明治20年。明治維新の後で日本も西洋に負けじと驚異の速さで発展を遂げている途中。アメリカでようやくエジソンが白熱電灯の特許をとり、建築家ル・コルビジェが生まれ、まだまだ世界中には植民地とされている地域がいっぱいある時代でした。そんな時代に “Carl Luger’s Café, Billiards and Bowling Alley”  というカールルーガーさんのビリアードとボーリング場ができるカフェとして今のピータールーガーの前身となるお店がオープン。その後息子のピーターさんが受け継いでピータールーガーとなったんですが、事業がうまくいかず、その時のお客さんで1日2つもステーキを食べるという常連さんで有名なソルフォーマンさんという方がレストランを購入することに。フォーマンファミリーのマネージメントのおかげでピータールーガーは大ブレーク。その後数十年間もニューヨークステーキの頂点に君臨するという世界的にも有名なステーキハウスへと生まれ変わったのです。
ちなみにもう一つのニューヨークステーキの有名店、ウルフギャングステーキのシェフも元々ピータールーガーで働いていた方なんです。つまりはここからニューヨークステーキの歴史が始まったと言っても過言ではありませんよね。

で、有名になった理由は?

それは多分美味しいからでしょう・・・

チェルシーマーケット
ここって精肉市場だったのね

時は遡ること、、、ソルさんがピータールーガーを買った1950年の頃、まだお肉を買いにいく時のお肉市場は今はおしゃれな場所の代名詞でもある、マンハッタンのチェルシーマーケットのあたりだったんです。あそこはミートパッキングディストリクトと呼ばれていて、元々お肉市場だったんです。今みたいにニューヨークのバラマキお土産を買うために、ブラウニーをゲットしにいくところじゃなかったんです。

チェルシーマーケットお土産完全ガイド2016

そこでソルさんの奥さんが2年間という長い期間をかけて研究し、家族とともにいい感じのショートロインを選べるようになったそうです。

やはりなんだかんだいっていい素材を選べる眼力というのがレストランビジネスがうまくいく秘訣の一つなんでしょうね。

そして、もうひとつピータールーガーのステーキの最大の特徴とされるのが、熟成肉

お肉は腐りかけが一番美味しいと言われますよね。ピータールーガーはいい素材の牛と部位を選び、ドライエイジング施設で、熟成肉に最も適した空気、温度、湿度を保れた状態でゆっくりとお肉を熟成させていくのです。

そして最もいいタイミングで焼かれて私達のお皿の上に持ってこられるという仕組みなんですね。

この美味しさを徹底的に追求したソルフォーマンさんご一家の頑張りがあったからこその今のピータールーガーがあるんでしょうね。

うーん。早く食べたい。

4、今さら聞けないステーキのオーダーの仕方

日本だったら「焼き加減はいかがでしょうか?」って聞かれますよね。
レア、ミディアムレア、ミディアム、ウェルダン っていう一般的な言い方はアメリカと全く同じです。

ただ、大体こんな風に聞かれます。

店員さん:「How do you like your steak cooked?」直訳だと どう、調理しますか?

って聞かれるので、え、焼いてくださいって言いたくなるんですが、そこで、自分の焼き加減を言ってください。

プレオ:「ミディアムレア!」

それでばっちりです。ちなみにニューヨークのハンバーガー屋さんでも同様に聞かれるので焼き加減のことは予め決めておきましょう。

ちなみに、ニューヨークのハンバーガー屋さんと言えば、、、SHAKE SHACK ですよね。

5、本当にステーキでかいので注意!でも美味しい!

一番気になるのが、ステーキのサイズ感。プレ夫はあまりにニューヨークのステーキに慣れすぎて最早普通サイズにしかみえなくなってきているので、もう日本のガストでステーキ頼めないですね。

ピータールーガー
これでシングルサイズです。

このサイズでシングルサイズステーキ(一人前)なんです。あと、二人前を頼むとさらにこの倍以上くらいある勢いのサイズです。正直女性二人とかであれば、二人前は結構大きすぎると思います。でも持ち帰りができるので是非その大きさを体感していただくのをお勧めいたします。きゃー! #ニューヨークのステーキでかすぎ みたいな感じでインスタにアップするのを含みでピータールーガーを満喫するのが良いのでは。

ピータールーガーのソース
ピータールーガーのステーキソース

ステーキにはこのソースをかけて食べます。またこのソースが絶妙に美味しいです。本当ステーキにあいます。このソースの向こう側にニューヨークステーキが歩んできた歴史の重みを感じます。

ピータールーガーのパン
このパンは席に座るとすぐに運ばれてきますので、パクパク食べがちなんですが、こればっかり食べてお腹いっぱいになると絶対ステーキ入らないのでほどほどに。

ピータールーガー
この油がうまいのさ

ステーキが運ばれてくると、この油をお肉にかけてくれるんです。この油がすごい美味しい!!パンにこの油をつけてたべるといい感じです。

お腹いっぱいですねーーー。じゃー帰りますかー?とはまだならないんです。。。

ピータールーガーのステーキは確かに美味しいんですが、皆さんそれ以上に気になるのは、他の人がオーダーして運ばれているやけに馬鹿でかいパフェ、、、

6、やっぱりデザートも頼みたい!

その馬鹿でかいパフェというのは、チョコレートホットファッジサンデーというチョコレートパフェです。

ピータールーガーのチョコレートサンデー

これがひたすら甘い!美味しいというか、目がさめるほどに甘い!!!!この大きさと甘さを体感するためにピータールーガーにやってきたと言ってもいいほどの達成感(満足感というよりは達成感)を感じることができるのです。

このパフェの横に置かれてる金色の何かはチョコレートが中に入っていて、店員さんのポケットからどさどさーと無造作にテーブルにばらまかれます。こちらは持って帰って後で食べるもよし、誰かにあげるもよし。溶けないようにだけご注意を!

プレ子記事「ニューヨークのスイーツを大解説!甘党のおすすめはこれ!」で紹介もされましたが、ピータールーガーのデザートはチーズケーキも人気です!デザートは別腹という方はぜひ試してみてくださいね!

7、持ち帰りするときはTO GO PLEASE!!

さてさて、ステーキはやっぱり大きすぎたので大体余っちゃいますよね。ニューヨークでは余った料理を持ち帰るのはTO GO(トゥーゴー)といって、普通にどこでもそれはオッケーなんです。日本だったら考えられないですが、ニューヨークでは最早常識。残ったら店員さんにTO GO !といって、ステーキを指差しましょう。

そうしたら、こんな感じのしっかりしたビニール袋に余ったお肉を全部いれてくれます。帰ってからは絶対食べないので、、、次の日に食べることになるでしょうね!

ピータールーガーのTOGO袋
お肉を入れたあとはちゃんと壁にかけてくれます。親切!

もうこれでニューヨークのステーキというか、ピータールーガーは大満足ですよね。

なかなかブルックリンまで行くのは短い旅行日程だと難しいですが、今や日本でも大ブームのブルックリン、是非とも一度は行ってみて、ついでにピータールーガーで本場のステーキを楽しみましょう!

それでは次のニューヨークステーキのウルフギャング編までさようならーーー!